鴻上尚史さんが、『週刊 SPA!』で連載されている「ドン・キホーテのピアス」。
ほぼ毎週、楽しみに読んでいるのですが、鴻上さんが毎年12月になると取り上げているのが、「七味五悦三会(ひちみ・ごえつ・さんえ)」のお話。
「七味五悦三会」とは、「美味しい七つの食べもの」「五つの喜び」「三人の出会い」という意味で、鴻上さんが杉浦日向子さんから教えてもらった江戸の風習のことだそうです。
江戸時代の人たちは、除夜の鐘を聞きながら、この一年で経験した「七味五悦三会」を話し合い、美味しい七つの食べもの、五つの楽しかったこと、新しく出会えた三人の人……このすべてがあると「今年はいい年だったね」と喜びあったといいます。
雑誌の連載では毎年、鴻上さんにとっての「七味五悦三会」が綴られていて、自分でもまたこの一年、どんなことがあったか、どんな人や美味しいものに出会ったかを振り返るのが楽しみにもなっています。
年の始めにこのページをブログに引っ越して、「思いたったとき、小気味よく発信していきたいと、やる気満々でいます」と書いていましたが(どの面下げて……)。
まるで雪原のように続く真っ白なページ。
私の日常が真っ白だったわけではないのですけども。むしろ、かなり面白いことがいくつも起きていたのですが、ネット上でダダ漏れにするのも……ね? 大人になったら秘密が増えるというものです。ふふ。
新しく経験した話はどなたかのお役に立てることもあるかもしれないので、またどこかふさわしい形でお届けできればと思っています。
そして、そうした話は、私以外の人にも起きてることだと味わい深く感じる一年でもありました。
ら・ら・来年もよろしければ、遊びににいらしてください。
どうぞよいお年をお迎えください。